さかき会さんの見学へ。
親の会から派生して1999年に法人化。現在は通所施設や放課後デイ、グループホーム、福祉有償運送事業などがあります。
通所施設みらいファームでは、なんと有機栽培で綿を育てているし、草木染めや手織りもできる!が、デザインアイデア・製品化・価格設定などに課題があり、福祉事業所あるあるで『福祉で作っているから安く売る』になってしまっています。
課題を整理したい&ラオスともコラボしたい!!とスタッフさんたちが熱心にお声かけくださって、製品会議を実施しました。
糸紡ぎに関しては障がいのある方達で紡ぎきるのが難しく、ガラ紡を取り入れています。
織りについては作業の様子を見せてもらうと、予想より全然早い
すごい!
手の麻痺があるので織り機の幅はさおり織の織機がMAXかな。
染めは桜の木や玉ねぎ、茜などいろんな染めをやっているみたいです草木染めもできるし、茶綿も育てられるし、すごいなぁ。。。と感心しきりなんだけど、製品化が難しい様子。
まずは白綿をカモミールで黄色に染めて、5M。そのあとは茶綿を5M。
ラオスの障がい作業所でポーチとハンカチに仕立てしてみようか、と話してます。ひとまずラオスで製品化サポートしてみて、全体像が掴めるようになってきたら日本国内のA型・B型事業所と連携して製品作りをしても良いですよね。自分たちの独自事業へのチャレンジは日本の福祉事業所にとって、重要だと思っています。福祉への想いとビジネススキルの両方が揃っている所はどんどん進んでいっています。一方でビジネススキルが欠けている所は利用者さんのケアは上手だけど補助頼みになりがち。日本の景気が低迷していけば、声が小さい福祉の現場から縮小される事は予想に難くないですよね。小商いでいいから自分たちで握っておける事業をもっておいてほしいです。
実際にラオスの作業所で仕立ててみました
この仕立ての作業は日本のB型でもできるはず。